ウォークインクローゼットは必要?メリットとデメリットを解説|失敗しない家づくり
- 原亮太
- 失敗しない家づくり
1. ウォークインクローゼットとは
ウォークインクローゼットとは、人が入れるほど奥行がある収納のことをいいます。ハンガーパイプを取り付けたり中段棚を取り付けたりと収納の幅は様々。また、寝室などの居室に設置したり洗面所につながるよう設置してファミリークローゼットとして使ったりと、用途も多岐にわたります。
ウォークインクローゼットは小部屋のように入口が1つしかないものもあれば、出入口が2つあり行き来ができるウォークスルークローゼットもあります。
2. ウォークインクローゼットのメリット
①大きな荷物を収納できる
人が入れるほどの広いウォークインクローゼットなので、たくさんの物を収納することができます。服だけでなく、アウトドアグッズやゴルフグッズなどの趣味のもの、キャリーケースや雛人形など普段使いはしないけど場所を取るものなども収納しておくことができます。居室部分に置かずに済むので、お部屋スペースは広く開放的に使うこともできます。
②服や荷物が整理しやすい
ウォークインクローゼットにはハンガーパイプや収納ケースを使って、普通のクローゼットより自由度の高いカスタマイズで服や荷物の整理・収納をすることができます。夏物や冬物を一か所に置いて置けるので、衣替えも簡単にできそうですね。
3. ウォークインクローゼットのデメリット
①家の床面積が増え、コストが上がる
収納の面積が増えると必然的に建物の床面積が増えていきます。床面積が増えていくと建物総額が上がっていきます。そうならないよう床面積を抑えようと思うと居室などの広さに影響が出てくるため、ウォークインクローゼットの取りすぎには注意が必要です。クローゼットとウォークインクローゼットをうまく組み合わせるなど、床面積や予算を考えながら取り入れるようにしましょう。
②デッドスペースが生まれる
クローゼットは収納部分いっぱいに物を収納することができますが、ウォークインクローゼットは人が中に入ることができる収納スペースのため、人が出入りできる通路部分が必要となります。もちろんそこには物を置くことができないので、必要なデッドスペースが生まれます。
③通気性が悪いため湿気がたまりやすい
ウォークインクローゼットには窓を造らないケースが多いため、風通しが悪く湿気がたまりやすくなってしまいます。湿気がたまるとカビなどが繁殖しますので、除湿剤やサーキュレーターを使って除湿、風通しを良くするようにする必要があります。窓を取り付けるのも1つですが、日が入ると服が日焼けしやすくなってしまうというリスクがあります。
4. 施工事例
【光に包まれる家】 |
廊下から洗面所につながるウォークスルークローゼット。家族の服がまとめて管理できるファミリークローゼットとして使えます。 |
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【シンプルモダンなお家】 |
コの字型にハンガーパイプが通った ウォークインクローゼットです。 |
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【ONLY ONE STYLE】 |
サンルームも兼ねたウォークインクローゼット。乾いた洗濯物をそのまま収納することができます。 |
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