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住宅ローンの返済比率って?|資金計画・住宅ローン

author:
  • 杉岡亜未
category:
  • 資金計画・住宅ローン

こんにちは、匠工房です。今回は住宅ローンと返済比率についてお話しします。

1. 返済比率とは

1-1.返済比率って?

 

返済比率とは、年収に占める年間返済額の割合のことをいいます。住宅ローンは、長期間返済しなければなりません。年収に関わらず借入額を決めてしまうと、生活の中のライフイベントや急な出費に耐えられず、生活を圧迫されてしまう恐れがあります。そうならないように、年収に対して住宅ローンに充てても問題ない金額を認識し、その範囲内で無理のない借入額を検討する必要があります。

 

 

1-2.一般的な返済比率

 

金融機関にもよりますが、一般的に返済比率は年収に対して30%~35%として計算されています。返済比率は、(住宅取得のための借入れの年間返済額+住宅取得以外の借入れの年間返済額)÷(申込人の年間収入+収入合算者の年間収入)×100 で求められます。住宅ローンの審査においても、年収に対して返済比率が合っていないと審査が下りないことがあります。金融機関によっても返済比率は重要な指標です。

 

 

1-3.コップに例えてみる

 

返済比率は住宅ローンだけでなくその他の借入れも含めた比率になります。

例えば、返済可能額が8万円だったとします。これがコップの容量になります。つまり、既に車のローンなどがあり月々3万円払っているとすると、コップに3万円分の水がすでに入っているということになります。そして、住宅ローンに充てられる金額は、コップの残りの容量の5万円になります。既に借入れのある方は、借入可能額を圧迫してしまっているということになります。

2. 理想の返済比率とは

2-1.年収別の返済比率から見た借入額

 

それでは、年収別で返済比率から見た借入額の目安を見ていきましょう。(条件:金利1.0%、35年元利均等、ボーナス返済なし)

年収が300万円の場合、返済比率を30%で見たときには2,650万円、35%で見たときには3,100万円となります。

年収が400万円の場合、返済比率を30%で見たときには3,540万円、35%で見たときには4,130万円となります。

年収が500万円の場合、返済比率を30%で見たときには4,420万円、35%で見たときには5,160万円となります。

年収が600万円の場合、返済比率を30%で見たときには5,310万円、35%で見たときには6,200万円となります。

 

年収と返済比率で単純に計算すると、上記のようになります。年収300万円で3,100万円借りる場合、月々の返済額は87,508円となります。年収の35%を住宅ローンに取られるというのは、かなり現実的ではないことが分かると思います。今後の生活の困窮を防ぐためにはもっと低い返済比率での借入を検討する必要があります。

 

 

2-2.理想の返済比率とは

 

一般的な返済比率いっぱいまで住宅ローンを借りるのはリスクがあることが分かりました。では、理想的な返済比率はどのくらいなのでしょうか?

 

マイホームを購入したあとの支出は、住宅ローンの返済だけではありません。マイホームを維持するための固定資産税や火災保険料、10年以上経てばリフォーム費用もかさんでいきます。このように、今までの生活費に加えて住宅関連費が必要になることを忘れてはいけません。また、住宅ローンは長期戦です。全て払い終わるまで最長35年かかります。その間にお子さまの教育費が増えたり、転職等により収入が減ったりすることがあるかもしれません。こういったことに備えて住宅ローンの返済額は出来る限り抑えたいですね。

 

これらを踏まえると、理想的な返済比率は20%~25%程度だといえます。年収300万円の返済比率25%は1,650万円です。月々の返済額は46,577円と、現実的な数字になりました。

3. 返済比率の下げ方

3-1.頭金を増やす

 

それでは返済比率を低くするためにはどうすればいいのでしょうか?

まず一つ目の方法は、頭金を増やして借入額を減らすという方法です。自己資金に余裕のある方にオススメな方法です。不測の事態に対応できる貯金はしっかりと残しておくようにしましょう。無理をした金額を出すのはリスクが大きいので避けましょう。

 

 

3-2.借入額を減らす

 

自己資金を出すのが難しい場合は、借りる金額を減らすことを考える必要があります。土地の予算を下げたり、建物の予算を下げるためにメーカーではなく工務店を探したり、等がこれにあたります。総額を減らすことによって借入額も減りますから、月々の返済も楽になるでしょう。

 

3-3.他の借入れを返済する

 

コップの例えでもあったように、返済比率は住宅ローン以外の借入れも含まれます。他に借入れがある場合、コップを空にするために借入れは返済できるならしておいた方がいいでしょう。返済比率を下げても住宅ローンを圧迫してしまう借入れがあるのはリスクが高いです。貯金に余裕があるのであれば、借入れは出来るだけなくしておきましょう。

 

 

 

4. まとめ

・返済比率は年収に対する借入額の目安になるが、最終的には「返せる額」で考えるのが一番大切

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