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用途地域について学ぼう|マイホームの基礎知識

author:
  • 野田匠
category:
  • マイホーム基礎知識

こんにちは、匠工房です。今回は用途地域についてお話しします。市街化区域の中でさらに色分けされたエリアのことを用途地域と呼び、建てられる建物の用途が異なっています。それでは詳しく見ていきましょう。

1. 用途地域

用途地域とは、市街化区域をさらに細分化させたエリアのことをいいます。市街地区域とは、既に街が形成されているエリア、または今後10年以内優先的かつ計画的に市街化を図るべきエリアのことをいいます。街づくりを積極的に進めていくことが推奨されているエリアになるので、ルールに則って誰でもお家を建てることができます。

 

では、市街化区域の中ならどんな用途の建物でも建てていいのかというと、そうではありません。どこにでも大きな商業施設や工場が建てられる状態だと、日当たりや騒音、公害が問題となります。そこで、市街地区域を13の区域に細かく分け、工場が建てられるエリアや住宅中心のエリアなどを分けることにしました。それが用途地域です。市街地区域は必ず用途地域に分類されています。用途地域を確認することで、今はなくても将来どんな用途の建物が建つ可能性があるのかを知ることができます。

2. 住居系

2-1.第一種低層住居専用地域

住居系のエリアは8地域に分けられます。基本的に住居系のエリアでは大きな商業施設や工場を建設することはできません。住宅を中心とした街並みが形成されているのが住居系エリアです。

 

その中で最も厳しい規制が設けられているのが第一種低層住居専用地域です。住宅は10mか12mの高さのお家しか建てることができません。いわゆる「閑静な住宅地」と呼ばれるのは、この第一種低層住居専用地域内であることが多いです。お店は50㎡以下の小規模なものしか許されず、コンビニもないエリアです。しかし、福祉系の建物は建てることができるので学校や福祉施設、図書館などは建設可能です。

閑静な住環境で暮らしたい方に最も向いているエリアと言えるでしょう。

 

 

2-2.第二種低層住居専用地域

第一種低層住居専用地域と同様、住宅に高さの制限が設けられているエリアです。第一種低層住居専用地域と異なるのは、建てられる店舗の幅が広がっている点です。150㎡以下の店舗を構えることができるので、コンビニや飲食店が許可されています。

 

2-3.第一種中高層住居専用地域

中高層の住宅が建設可能なエリアなので、建物の高さの制限がありません。500㎡以下の店舗の建設も可能です。低層住居専用地域では不可だった大学や専門学校、病院を建築することができます。3階以上のお家を建てたい方は、こちらの項目より下のエリアの土地を探す必要があります。大きな商業施設はないですが、ほどほどに生活施設が整ったエリアに住みたい方にはオススメです。

 

2-4.第二種中高層住居専用地域

第一種中高層住居専用地域で可能な用途の建物に加えて、1500㎡以下の店舗の建設が可能です。より充実した生活施設が立ち並ぶエリアになります。

 

2-5.第一種住居地域

住宅の環境を守るためのエリアが第一種住居地域です。3000㎡以下の店舗や事務所、ホテルなどが立ち並ぶため、にぎやかな街並みになります。人通りも増えますが便利な施設がより増えるので、閑静な住宅街よりも便利な生活環境の方が望ましい方に向いています。

 

2-6.第二種住居地域

第二種住居地域ではボーリング条や小規模のカラオケボックス、パチンコ店などを建てることができます。住宅の環境を守るためのエリアではありますが、よりにぎやかな環境で遊べるような施設も建っています。

 

2-7.準住居地域

準住居地域は、自動車関連施設などの立地と調和した住環境を保護するエリアです。国道や幹線道路など大きな道路沿いが指定されるエリアです。客席200㎡未満の劇場や映画館が建つエリアでもあります。車で通勤する方など、車での移動が中心の生活をする方にオススメです。

 

2-8.田園住居地域

農業と低層住宅の環境を守るために2019年4月から新たに追加された用途地域です。土地部の農地が住宅地化する可能性を鑑みて、農地と市街地の共存を目指して設けられました。田園住居地域は、第一種低層住居専用地域と似た規制のエリアになります。加えて、2階建て以下の農産物直売所や農家レストランを建設することができます。

3. 商業系

3-1.近隣商業地域

商業施設がぐっと増えるエリアになります。まわりに住む人たちが日用品などの買い物をするための地域なのが近隣商業地域です。大きな映画館やパチンコ店、小さな工場なども建設できるエリアです。

 

3-2.商業地域

商業地域中心のエリアとなっているのが商業地域です。利便性の非常に高いエリアになりますが、騒々しくもありますので、静かな住環境に住みたい方には向いていません。大きな駅付近に指定されることが多いので、交通の利便性を重視されている方にとってはオススメのエリアです。

4. 工業系

4-1.準工業地域

危険性が大きいか又は著しく環境を悪化させるおそれがある工場以外の工場を建設することが可能です。また、住宅や商業施設、教育施設なども建てられるエリアです。工場にお勤めの方で、住宅環境にこだわりたい方に向いています。

 

4-2.工業地域

住宅や店舗も建てられるものの、どんな工場でも建築可能なエリアになります。学校や病院などは建築できないので、お子さまのいるご家庭にはあまり向かないエリアです。

 

4-3.工業専用地域

その名の通り、工場のためのエリアになります。住宅をはじめ、お店や学校なども建てることができません。

5. まとめ

・市街地区域は用途地域によって建てられる建物の用途が異なります。

 

・閑静な住宅街ほど、住宅にも規制が発生しますので注意が必要です。

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