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無垢と集成材の違いとは?メリットとデメリットを解説|マイホームの基礎知識

author:
  • 杉野祐弥
category:
  • マイホーム基礎知識
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こんにちは、匠工房です。今回は集成材と無垢材についてお話しします。集成材にも無垢材にもメリット・デメリットがあります。それぞれの特徴や違いについて、ご説明していきます。

1. 集成材

1-1.集成材とは

集成材とは、複数の木材を接着剤で接着させた部材のことをいいます。非常に厳格な基準と規格の上で強度や安定性といった品質を管理されているので、扱いがしやすく最も良く扱われている部材です。集成材には「構造用集成材」と「造作用集成材」があります。構造用集成材は住宅の梁や柱などに使用する集成材です。含水率が15%以下に抑えられており、よく乾燥させた安定性が特徴です。湿度などで寸法が狂いにくいのも、住宅の重要な部分である構造用に使用される理由でもあります。そして造作用集成材は、ひき板もしくは小角材等を素地のままで積層接着したもので、その美しさから住宅の内装や家具などに使用されます。

 

 

1-2.メリット

上記でも説明した通り、集成材は非常に厳格な基準と規格の上で強度や安定性といった品質を管理されています。大きさや色味が統一できるだけではなく、きちんと乾燥した木材を使用しているので反り狂いが非常に少ない安定感があります。そのため、素人でも加工できるほど扱いやすいのでどの職人さんが加工しても仕上がりに差がでにくいです。品質や強度が高く、加工しやすい集成材は、一般住宅で最もよく使用されている部材といえます。

 

また、様々な木材が接着されている集成材は、無垢材に比べるとコストが低いといえます。しかし、最近は高級志向の集成材も登場していますので、全ての集成材が無垢材より安いというわけではありませんのでご注意ください。

 

 

1-3.デメリット

集成材は接着剤を使用しており、その接着剤に含まれるホルムアルデヒドがシックハウス症候群を引き起こしてしまう恐れがあります。シックハウス症候群に関しては24時間換気システムが義務付けられており、ホルムアルデヒドの放出が限りなく少ない製品を選ぶようにすることで、シックハウス症候群の健康被害を抑えることができると考えられています。

 

また、集成材の歴史は浅く、これから数十年後施工された集成材の耐久性がどの程度のものなのかは不明です。

2. 無垢材

2-1.無垢材とは

無垢材とは、1本の木をそのまま切り出した部材のことをいいます。無垢材は木材の種類によって質感や色味などが変わります。集成材でも様々な風合いのものがありますが、無垢材はさらに木本来の風合いを楽しむことができます。

 

例えば、パインの無垢材なら節が多く素朴な見た目、住み始めは白っぽい色味ですがだんだんとアメ色へと変わっていきます。最初は爽やかな素朴なインテリアを楽しめ、経年劣化と共に落ち着いたアンティーク系の家具も似合うインテリアも楽しむことができるのが魅力です。

 

日本で昔から住宅で使われているスギの無垢材は、スギ独特の香りを楽しむことができます。柔らかく肌ざわりもいいので、小さなお子様がいるお家などにぴったりです。

 

香りを楽しみたいならヒノキの無垢材もオススメです。お風呂に使われるほど強度や耐久性に優れているのも大きな特徴ですね。

 

2-2.メリット

無垢材の1番の魅力は、木本来のあたたかみや質感、香りを楽しむことができる点です。思わず裸足で歩いていたくなる肌ざわりの良さは、無垢ならでは。空気をたくさん含んでいるため断熱性が高く、冬に裸足で歩いても集成材のフローリングほど底冷えしません。

 

また、無垢材は木をそのまま切り出しているので、1年中呼吸をしています。湿度が高い日は水分を吸収し、湿度が低い日は水分を放出して湿度調整を行なってくれます。この調湿効果によって、お部屋を1年中快適に保つことができます。

 

さらに、無垢材は経年と共に新たな魅力が生まれます。色や風合いが時間と共に変化し、住み始めとは違う表情を魅せてくれます。

 

2-3.デメリット

原木であるからこそのデメリットもあります。無垢材は生木と同じく呼吸をしているので、水分の放出・吸収を行ないます。これにより、木材が膨張・収縮するため木と木の間にスキマが出来たり反ってしまったりしてしまいます。また、無垢材は集成材に比べてキズがつきやすかったり、水などをこぼしてしまうとシミになったりしやすいです。

 

無垢と共に暮らすなら定期的にお手入れをする必要があります。毎日のお手入れとしては乾拭きや掃除機で十分ですが、採用した無垢材に合ったお手入れを行なうようにしてください。塗装を行なったりクリーナーを用いてお掃除をすることで、無垢材をより永く楽しむことができます。

3. まとめ

・特にフローリングにこだわりのない方は集成材がオススメ。強度や不具合が起こりにくく、無垢材に比べて安価な場合が多いです。

 

・木本来のあたたかみや機能性がほしい方は無垢材がオススメ。集成材より価格が高い場合が多いため、家族や来客が過ごす時間の長い1F部分のみ無垢材、2Fのプライベート部分は集成材と貼り分ける方も多いです。

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