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スタッフブログ

意外?北向きの土地のメリット3選|マイホームの基礎知識

 こんにちは、匠工房です。今回から北向きの土地の知られざる魅力についてお話しします。

 土地をお探しのお客様からご要望いただく内容の中で「南向きの土地がいいです」のお声は一定数ございます。理由をお尋ねすると、「南向きの土地は家が明るくなるから」「北向きの土地は家が暗くなるし」とのこと。確かに南向きの土地は日当たりがいいということで人気も高く、分譲地の中でも価格に差が出るポイントです。

  しかし、北向きの土地は本当に家づくりに向かないのでしょうか?実は北向きの土地には北向きの土地らしい魅力があります。よく聞く「北向きの土地は買うな」に惑わされず、最後まで是非お読みください。

2. 北向きの土地のメリット

2-1.価格が安い

 分譲地で販売されている土地の価格を見てみると、南向きの土地より北向きの土地の方が価格が安いケースがあります。駅近など需要の高い人気エリアでは土地の価格も高いですが、その中でも北向きの土地は価格で差別化を狙っていることが多いです。南向きの土地は高くて予算的に難しいけど、北向きの土地なら収まる…という可能性もあるので、一度希望エリアの土地を見直してみましょう。

2-2.LDKが広く取れる

 南向きの土地では、日当たりの恩恵を最も受けたいLDKを南面に配置する以外に「玄関」も配置する必要があります(図面1)。南側に玄関などが集まってしまい、東側にリビングが配置されるような間取りになっています。ある程度の広さのLDKを確保しようとすると、南向きの土地に南面でLDKを置くのは難しい場合もあるのです。

  しかし、北向きの土地は玄関・水廻りを北側に配置し、南側全面をLDKにすることが可能です(図面2)。北側に玄関や水廻りなどを配置し、南面にLDKを大きく取ることができています。図面1ではLDKは17帖ほどですが、図面2では20帖ほど確保することができています。このように、広々としたLDKを実現させることができるのは、北向きの土地の魅力です。

2-3.プライバシーが守られる

 日当たりの良い南側が道路と逆側になるので、大きな窓を配置しても道路から見られる心配がありません。バルコニーや洗濯物を干すスペースも道路とは逆側になるので、見られることがなく安心です。また、お家の南側に建つご近所さんのお家はLDK側が北側に位置するので大きな窓があることはあまりありません。同じように水廻りなどが集まっていることが多いので、目線をさほど気にする必要もなさそうです。

3. 北向きのデメリットと解決するプラン

3-1.デメリット

 一方で北向きの土地のデメリットもあります。土地の南面にお家が建っている場合、南向きの土地に比べると日当たりは良くありません。時間帯によっては日陰になることもあります。特にお家同士の距離が近い、密集している住宅街では特に暗くなってしまうリスクがあります。しかし、このデメリットを解決するプランがあるので、以下でご紹介します。

3-2.吹き抜けにする

 1つ目は、LDKを吹き抜けにすることです。吹き抜けにすることで高い位置から日が差し、日陰にもなりにくいです。天井が高く開放感もあるのでLDKをより広く感じることもできます。採光だけでなく、風通りも良くなるので快適に過ごせることも魅力です。あたたかい空気が上にいってしまうので、シーリングファンを設置するなど空調に気を使う必要があったり、2階部分の床面積が狭くなってしまうデメリットもあるので注意が必要です。

吹き抜けリビングの施工事例はコチラ↓

3-3.2階リビングにする

 日が差しにくい1階は主寝室や子ども部屋にし、2階をリビングにするという方法もあります。吹き抜けと同様LDKが高い位置にあるので、周りに家があっても影響を受けにくく外からの目線も気になりません。プライバシーが気になりにくいので、より大きな窓で明るさを取り入れることができます。また、吹き抜けの空調問題も解決できる点も魅力です。しかし、階段の上り下りの回数が増えたり、水廻りすべてを2階に持ってくる場合、1階に配置するよりも工事費がかかったりする場合があります。

2階リビングの施工事例はコチラ↓

Youtubeにも施工事例を掲載しています。

4.まとめ

・北向きの土地でも明るいお家を建てることは可能です。南向きの土地に比べて安価に手に入るケースもあるので、お得にお家を建てたい人にオススメです。 

・お家の建て方に注意しないと、暗いお家になってしまうリスクはあります。設計士さんとしっかりと打ち合わせを行ない、明るいお家になるようにしましょう!

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